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教皇・教会の紋章|バチカン紋章学の読み解き
教皇・教会の紋章|バチカン紋章学の読み解き
教皇紋章は、カトリック教会で最高位の権威を示す紋章で、交差した金の鍵と銀の鍵、三重冠(ティアラ)、赤い組紐が伝統的に組み合わさります。鍵はマタイ伝16章の「天国の鍵」に由来し、金は天上、銀は地上の権能を表すため、図柄だけで教皇の役割を読めるのです。
軍隊の記章・連隊紋章の歴史|記号で読む部隊の系譜
軍隊の記章・連隊紋章の歴史|記号で読む部隊の系譜
軍隊の記章や連隊紋章は、単なる飾りではなく、十字軍の時代に全身甲冑の騎士を見分けるために生まれた西洋紋章と同じ識別記号の系譜にある。帽子の小さな金属章や肩章を手元でじっと見ると、最初は装飾にしか見えませんが、そこには部隊の出自と戦歴が刻まれていると気づかされます。
騎士団の紋章|テンプル・聖ヨハネ・ドイツ騎士団の十字
騎士団の紋章|テンプル・聖ヨハネ・ドイツ騎士団の十字
三大騎士修道会の紋章は、テンプル騎士団の白地に赤い十字、聖ヨハネ騎士団の白い十字、ドイツ騎士団の白地に黒い十字で見分けられる組織の徽章です。1119年のテンプル騎士団、1113年に公認された聖ヨハネ騎士団、1190年に始まったドイツ騎士団は、いずれも十字軍の時代に生まれ、
ヨーロッパ王室の紋章を7か国比較
ヨーロッパ王室の紋章を7か国比較
ヨーロッパ王室の紋章は、イギリス、フランス、ハプスブルク家から派生したオーストリアやスペイン、ロシア、スウェーデン、デンマークまで、7つの王家を同じ物差しで見比べられる体系として読める。
ブレイゾンとは|紋章記述の語順と文法
ブレイゾンとは|紋章記述の語順と文法
ブレイゾンは、紋章や旗の図柄を定義する正式な記述文であり、図そのものよりこの一文が本体になる。12世紀の古フランス語 blason にさかのぼり、英語には14世紀末までに入った語で、日本語ではブレイゾン、ブレイズンの揺れもある。
紋章学とは|西洋紋章の基礎を一から解説
紋章学とは|西洋紋章の基礎を一から解説
紋章学(ヘラルドリー)は、紋章を考案して記述する慣習と、紋章を整理分類して由来や意義を研究する学問という二面を持つ分野です。全身甲冑で顔が見えない騎士を12世紀の戦場で識別する必要から生まれたため、盾に描くこと、色を限定すること、文章で定義することまでが一つの体系として発達しました。
紋章の構成要素|盾・兜・サポーターの全体図
紋章の構成要素|盾・兜・サポーターの全体図
西洋紋章の完全な表示は、アチーブメント(大紋章)と呼ばれる積層構造である。盾を中心に兜、クレスト、マントリング、トルス、サポーター、モットーが上へ重なり、装飾がなくても盾だけで紋章は成立します。
イギリス国章 ライオンとユニコーンの意味
イギリス国章 ライオンとユニコーンの意味
イギリスの国章は、正式には Royal Coat of Arms と呼ばれる君主の権威の紋章で、2022年に即位したチャールズ3世のもとで用いられています。中央の盾、左右のサポーター、上部のクレスト、そしてモットーから成る複合紋章で、イングランド、スコットランド、アイルランドの象徴を一枚にまとめた意匠です。
龍の家紋|雨龍・龍の爪の意匠と使用家
龍の家紋|雨龍・龍の爪の意匠と使用家
龍紋は、中国で皇帝の象徴とされた神獣の龍をかたどった家紋であり、水や雨、稲妻を司る瑞祥として日本の武家にも受け入れられてきました。もっとも、格が高すぎるうえに姿も複雑なため、正式な家紋としては意外に少なく、墓石や古い着物で見かけても「龍」「雨龍」「龍の爪」「鱗」「龍胆」のどれなのか迷いやすい紋です。
メディチ家の紋章 6つの玉に隠された由来
メディチ家の紋章 6つの玉に隠された由来
メディチ家の紋章は、フィレンツェの街角や美術館で繰り返し目にする、金色の盾に赤い玉が並んだ意匠である。現行の形は赤5個と青1個の計6個からなり、青い玉の中には金のユリが3つ描かれる。まずはこの「赤い玉は何か」という素朴な疑問に、正面から向き合ってみましょう。
蝶紋とは|揚羽蝶の家紋と平家の関係
蝶紋とは|揚羽蝶の家紋と平家の関係
蝶紋は、蝶を図案化した日本の動物紋で、平清盛で知られる平家(平氏)一門の象徴として広く知られています。揚羽蝶という呼び名は、蝶が止まるときに羽を立てる姿に由来し、大河ドラマや平家物語の合戦描写で旗指物として目にした記憶が、その意味を確かめたくなる入口になるでしょう。
ドイツと双頭の鷲|神聖ローマ帝国の由来
ドイツと双頭の鷲|神聖ローマ帝国の由来
双頭の鷲は、神聖ローマ帝国の皇帝紋章として知られる意匠である。だが現代ドイツ連邦共和国の国章は1950年制定の単頭の黒鷲、つまり連邦の鷲であり、ここでまず多くの人が抱くイメージのズレが生まれる。双頭の鷲がどこから来て、いつ帝国の正式な紋章になったのかをたどると、話は962年成立の神聖ローマ帝国へと戻る。