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紋章のライオン|勇気と王権の意味と読み方

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紋章のライオン|勇気と王権の意味と読み方

ライオンは紋章で最頻出クラスの動物で、勇気・力・王権を背負う図像です。手元にあったサッカー代表のグッズでイングランドの三頭獅子とフィンランドのライオンを見比べたとき、同じ「獅子」でも、立ち姿と顔の向きが違うだけで読み方そのものが変わると腑に落ちました。

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紋章の鷲|帝国と神の使者の象徴

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紋章の鷲|帝国と神の使者の象徴

サッカー代表のエンブレムや官庁の紋章で鷲を見かけるたび、いまでは頭が一つか二つか、その鷲が国家のしるしなのか宗教図像なのかを先に確かめるようになりました。鷲はただ「強そうな鳥」ではなく、ローマにさかのぼる帝権の象徴と、キリスト教美術における神の使者という、二つの系統を背負って現れているからです。

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双頭の鷲の意味と起源|比較表でハプスブルクとロシアの違い

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双頭の鷲の意味と起源|比較表でハプスブルクとロシアの違い

双頭の鷲は東ローマ(ビザンツ)や神聖ローマ帝国/ハプスブルク、ロシア、セルビア、アルバニアなどで広く用いられてきた紋章モチーフで、色・頭上の王冠・胸の盾・持物といった付属要素によって系統を識別できます。

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ユニコーンの紋章|スコットランドと純潔の意味

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ユニコーンの紋章|スコットランドと純潔の意味

英国パスポートの表紙にあるRoyal coat of arms of the United Kingdomを手に取ったとき、まず目が止まったのは、ライオンの隣に立つユニコーンの鎖と王冠でした。

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ドラゴンの紋章|ワイバーンとの違いと東西の象徴

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ドラゴンの紋章|ワイバーンとの違いと東西の象徴

西洋紋章の竜は、見た目が似ていてもドラゴンとワイバーンで読み方が変わり、東洋の龍まで並べると象徴の軸も別物になります。ロンドン市内の境界標でサポーターの竜像を前に足の数と翼、立ち姿を確かめたときも、まず形を見るだけで判読の精度が一段上がると実感しました。

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十字の紋章の種類と意味|宗教・軍事の見分け方

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十字の紋章の種類と意味|宗教・軍事の見分け方

紋章学でいうクロスは、フェス(横帯)とペイル(縦帯)が交差した基本オーディナリーの一つです。まず基準になるのは、腕がフィールドの四辺まで届く**throughout**の形です。盾の中央に十字が置かれ、上下左右へそのまま伸びて端に接するので、図柄全体の重心が中央に集まります。実際に図版を見比べると、この基本形は宗教記号としてだけでなく、遠目の識別記号としても理にかなった形だと感じます。

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フルール・ド・リスとは|フランス王家の百合紋

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フルール・ド・リスとは|フランス王家の百合紋

フルール・ド・リスは、青地に金の百合として記憶されることの多い、フランス王家ゆかりの花紋です。語義だけ見ればユリですが、意匠の原型は百合かアイリスかで議論が続いており、花の種類を一つに決めつけないほうが実像に近づけます。

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グリフォンの紋章|意味と由来・獅子/鷲との比較

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グリフォンの紋章|意味と由来・獅子/鷲との比較

欧州の市庁舎や博物館で紋章展示を見て回ったとき、ラトビア国章のライオンとグリフォンが左右対称に立つ構図は、二つの力が並び立つことで生まれる“二重の権威”をひと目で伝えていました。グリフォンは鷲の上半身と獅子の下半身をもつ合成獣で、紋章では守護、王権、知識、勇猛をあわせ持つ存在として扱われます。